手作りカバーにありがちな最大のストレスが、「座っているうちにカバーが徐々に上にずり上がってくる」「立ち上がると外れてしまう」という現象です。この問題を根本から解決するために、仕上げの段階で以下のズレ防止対策を施しておくことを推奨します。
最も手軽で効果的なのは、背もたれとカバーの内側が接する面に100均の「滑り止めメッシュシート」を小さく切って挟み込む(または布用接着剤で軽く点付けする)方法です。布と椅子の摩擦力が増し、驚くほど位置が固定されます。
また、着脱を頻繁にして洗濯したい場合は、カバーの裾の裏側に「面ファスナー(マジックテープ)」を取り付けるのがベストです。アイロン接着タイプの面ファスナーを使えば針仕事も不要で、汚れたらワンタッチで取り外してネットに入れて丸洗いできます。生地を水通し(裁断前に一度水洗いして縮ませておく作業)してから製作すれば、洗濯後の縮みによるサイズ不一致も完全に防ぐことが可能です。