インターネット上の簡易まとめ記事や動画では、「外側にたくさんコインを貼れば誰でも3分以上回る」といった短絡的な解説が見受けられますが、これは工学的に明らかな誤解です。
重量を増やしすぎると、つまようじや竹串といった細い木製軸に対して過剰な荷重(垂直抗力)がかかり、軸受部分の摩擦係数が急上昇します。その結果、初動こそ勢いよく回るものの、軸が削れて急速に抵抗が増し、数回の使用で完全に回らなくなるケースが後を絶ちません。
また、グルーガンの樹脂を盛りすぎて中心付近に無駄な質量が溜まる「重量配置の肥大化」も典型的な失敗例です。本体の総重量は30g〜45gの範囲内に抑え、そのうちの7割以上を直径6cm以上の外周円周上に配置することが、自作工作における黄金比率です。