激しいバッシングと誹謗中傷の嵐に晒された作者のきくちゆうき氏ですが、その後も創作の筆を止めることはありませんでした。
騒動直後は公の場に出ることも困難な時期がありましたが、自身のSNS上で新作漫画『何かのはなし』の連載を開始。言葉を持たない不思議な生物たちが繰り広げる静かな日常や、日々の葛藤を繊細なタッチで描き続け、派手なバズに依存しない本来の作風へと立ち返っています。
また、絵本『どうすりゃいいんだ チョビヒゲ』の出版や、アパレルブランドとのコラボレーション、個展の開催など、イラストレーターとしての表現領域を着実に広げています。2026年を迎えた現在、きくち氏はインタビュー等で当時の騒動を振り返りつつも、「描くことでしか前に進めない」と語り、愚直に作品制作を継続しています。SNSの光と影を一身に浴びた経験は、現在の作品に宿る人間味や切実な優しさへと昇華されています。