なぜカップ麺の麺が10分放置されても崩壊せず、むしろ美味しく仕上がるのでしょうか。その理由は、日清食品が誇る麺の独自製法に隠されています。
どん兵衛の麺は、独自技術である「3層太ストレート製法」によって作られています。油で揚げたフライ麺でありながら、中心層と外層で異なる小麦の配合が施されており、簡単には煮崩れない強靭なグルテン構造を持っています。熱湯を注いで10分が経過すると、麺に含まれるデンプンのアルファ化(糊化)が中心部まで均一に完了し、小麦本来の甘みと極上の粘り気が最大限に引き出されます。
また、温度変化も旨味の感じ方に大きく影響しています。熱湯直後の超高温状態では、人間の舌は味覚を感じにくくなりますが、10分経つことでスープの温度が約65℃〜70℃前後の「旨味を最も感じやすい適温」まで自然に下がります。これにより、昆布や鰹だしの芳醇な風味が口いっぱいに広がるようになります。