体型指標を正しく理解する第一歩は、国際的な体格指数であるBMI(Body Mass Index)の計算です。計算式は「体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)」で算出され、身長145cm(1.45m)の場合は「体重(kg) ÷ 2.1025」が基準値となります。日本肥満学会をはじめとする医学会では、病気にかかりにくく死亡率が最も低い数値を「BMI 22(標準体重)」と定義しています。
一方で、現代の女性ファッション誌やSNSを中心として広まったのが、引き締まった細身を目指す「美容体重(BMI 20)」や、華奢で細見えする「シンデレラ体重(BMI 18)」、さらにランウェイモデルなどに散見される「モデル体重(BMI 17)」という指標です。145cmにおける各区分の具体的な数値は以下の通りです。
表を見ると分かるように、145センチにおける標準体重(46.3kg)とシンデレラ体重(37.9kg)の間には、実に8.4kgもの隔たりがあります。145cmの小柄な体格において8.4kgの差は、体重全体の約18〜20%に匹敵する大幅な変動です。ネット上の「細い=正義」という空気感に流され、いきなり30kg台を目指す行為がいかに身体へ大きな負担を強いるかが数値から如実に見て取れます。