Q1:1歳半健診で「要観察」になったら将来の発達障害が確定するのですか?
A1:全く確定しません。1歳半健診の段階で要観察となる児童は全体の10〜15%程度存在しますが、その多くは数か月後の再検査や2歳児相談の段階で言語や社会性が急伸し、問題なしと判断されます。要観察とは「発達の個人差の幅が広い時期であるため、少し期間を空けて成長の推移を一緒に確認しましょう」という公的な見守りの合図です。
Q2:スプーンの練習を嫌がり、手づかみばかりで食事をぐちゃぐちゃにしてしまいます。
A2:無理にスプーンを持たせる必要はありません。1歳半における手づかみ食べは、食べ物の硬さ、温度、一口大の適量を把握するための極めて高度な感覚統合訓練です。手づかみ食べを十分に経験した子どもほど、手指の筋肉と協調運動が発達し、スプーンへの移行がスムーズになります。床にレジャーシートを敷くなどの環境設定を行い、2歳頃までおおらかに見守る姿勢が大切です。
Q3:2026年現在、1歳半前後で完了しておくべき定期予防接種は何ですか?
A3:生後12か月(1歳)を迎えた直後に接種するMR(麻しん風しん混合第1期)、水痘(水ぼうそう第1回)、小児用肺炎球菌の追加接種に加え、2026年から定期化された「5種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)」の第1期追加接種が重要です。また、水痘の第2回接種(1回目から6か月以上あける)のタイミングも重なるため、1歳半健診の受診前に母子健康手帳を確認し、かかりつけの小児科で接種計画を完了させておくことが推奨されます。