ブルーインパルスの観覧に際して、インターネット上やSNSでは誤った情報が拡散されるケースが後を絶ちません。現場でトラブルに巻き込まれないために、押さえておくべき2つの盲点と真実を是正します。
誤解1:「市街地飛行の正確な飛行ルートは数ヶ月前から公開されている」という誤り
地方自治体のイベントなどで市街地上空を飛ぶ際、ネット上で「詳細な進入ルートマップ」とされる真偽不明の画像が出回ることがあります。しかし実際には、防衛省が事前に公表するのは「飛行エリアの大まかな通過ポイント・旋回空域」のみです。民間航空機との管制調整や当日の風向・視程によって進入角度は数マイル単位で微調整されるため、非公式なルートマップを鵜呑みにして撮影待機場所を限定するのは大きなリスクを伴います。
誤解2:「航空祭は誰でも並べば無条件で基地内に入れる」という思い込み
近年、来場者の安全確保とテロ対策、過度な雑踏事故(群集事故)を防ぐ目的から、各基地で「事前公募による入場規制」「整理券抽選システム」の導入が進んでいます。全エリアが完全事前応募制となる基地や、一般開放しつつも滑走路沿いのひな壇エリアを有料抽選席とする基地など、運用形態は基地ごとに大きく異なります。「当日ふらりと行けば入れる」と思い込んでいると、手荷物検査の長蛇の列で展示飛行の開始時刻に間に合わないという事態に陥ります。