Q1:日本のドラッグストアで市販されている総合風邪薬はそのまま海外に持ち込めますか?
A1:渡航先の国によって厳格に禁止されている場合があります。日本の風邪薬によく含まれる「塩酸プソイドエフェドリン」や「ジヒドロコデインリン酸塩」は、シンガポールや中東諸国などでは覚醒剤原料や麻薬として扱われます。事前に外箱の成分表示を確認し、該当成分が含まれていない薬を選ぶか、単一成分のアセトアミノフェン製剤などを携行することを推奨します。
Q2:処方薬を百円ショップのピルケースに小分けにして持ち込んでも問題ありませんか?
A2:税関トラブルの原因となるため絶対に避けてください。中身の判別がつかない裸の錠剤は、麻薬密輸の疑いをかけられる主因となります。処方薬は病院や調剤薬局で交付されたオリジナルの包装シート(PTPシート)や外箱、薬袋に入れたまま携行し、医師が発行した「英文薬剤証明書」または処方箋の控えを必ずセットで携帯してください。
Q3:液体のかぜ薬やシロップ、目薬は国際線の機内に持ち込めますか?
A3:旅行中に必要な正当な理由がある医薬品に限り、100mlを超える容器であっても機内持ち込みが認められています。ただし、保安検査場でトレーに単独で出し、「医薬品である」旨を検査官に申告する必要があります。証明を求められた際に提示できるよう、英文の処方証明書や薬剤説明書を手元に用意しておくとスムーズです。
Q4:現地で急にお腹を壊した場合、持参した下痢止めをすぐに飲んでもいいですか?
A4:発熱や激しい腹痛、粘血便を伴う場合は、強力な下痢止め(ロペラミド等)の即時服用は避けてください。細菌やウイルス性の感染性胃腸炎であった場合、無理に下痢を止めると病原菌の毒素が体内に蓄積し、症状が悪化する危険があります。まずは整腸剤と水分・電解質の補給(経口補水液)で様子を見つつ、改善しない場合は速やかに医療機関を受診してください。