10年前の写真や記事が、今なおインターネットの海を漂い、検索され続ける時代。デジタルアーカイブの永続性は、芸能人にとって消えない刺青のようなプレッシャーを与え続けている。一度話題になったキーワードは、アルゴリズムによって何度も再浮上する。
しかし、時の経過は報道の持つ意味合いをも変容させる。かつてはスキャンダラスに消費された写真も、時を経て「あの時代の熱気を象徴するポップカルチャーの一コマ」として捉え直されることがある。消費される側と消費する側の非対称な関係性が、デジタルの波の中で常に再定義されているのだ。