大島といえば、全国的にもその名を知られる「砂町銀座商店街」への玄関口として親しまれてきた。
惣菜の香ばしい匂いが漂う伝統的なアーケードや個人商店の活気は今も健在だが、ここ数年で街の表情には新しい色彩が加わっている。古民家をリノベーションした自家焙煎コーヒースタンドや、オーガニック食材を扱うセレクトショップ、多国籍なスパイスカレー店などが路地裏に相次いで開店。昭和から続く人情味あふれる接客と、令和の洗練されたカルチャーが見事に調和している。週末には、長年この地に住む高齢者と移住してきた若い世代が同じカフェで言葉を交わす、あたたかな光景があちこちで見受けられる。