この現象は日本国内だけに留まらない。海外のアートコレクターやデザインプラットフォームからも、日本のイラストレーターが手掛ける作品に熱い視線が注がれている。特に評判を呼んでいるのが、葛飾北斎や歌川国芳といった江戸時代の浮世絵表現と、現代のポップグラフィックを掛け合わせたスタイルだ。
波しぶきとともに躍動する巨イカのダイナミックな構図や、和の伝統色である紺碧や朱色を大胆にあしらったデザインは、海外のNFTマーケットやデジタルギャラリーで高額取引されるケースも珍しくない。西洋のモンスター表現とは一線を画す、どこか神聖で風雅な「日本のイカ」が、グローバルな評価を確固たるものにしている。