チームの躍進は、故郷である福山市内にも巨大な旋風を巻き起こした。JR福山駅前のパブリックビューイング会場には連日千人を超える市民が詰めかけ、大型スクリーンに向かって熱い声援を送った。地元のスーパーや商店街では、勝つたびに「応援感謝セール」が開催され、店内には応援歌や「甲子園」のメロディが響き渡った。
地元の経済団体によると、今回の甲子園出場に伴う経済波及効果や広告効果は計り知れないという。和菓子店や飲食店での限定メニューの販売、応援グッズの売り切れ続出など、地域全体が活気づいた。「コロナ禍や物価高で少し沈んでいた街に、若者たちがこれ以上ない元気を与えてくれた」と地元の商店街振興組合の理事長は笑顔で語る。一球の白球が、街全体の熱量を一気に引き上げた格好だ。