この空前のブームを底から支えているのが、日本国内の果樹園だ。特に広島県や愛媛県をはじめとする瀬戸内エリア、さらには神奈川県小田原や九州の温暖な地域で栽培される防腐剤・ワックス不使用の国産レモンへの需要が爆発的に高まっている。
特筆すべきは、フードロス削減に向けた生産者と飲料メーカーのタッグだ。形が不揃いだったり皮に小さな傷がついたりして規格外とされていたレモンが、クラフトシロップの原料として高値で取引されるようになった。果皮に含まれる豊富な精油成分(リモネン)を丸ごと抽出する技術が進化したことで、環境に優しく、かつ香り高いプレミアム製品が次々と誕生している。