湘南・三浦半島エリアは、海岸線や山間部を抱え、災害時には道路交通が断絶するリスクと隣り合わせだ。同院の屋上ヘリポートは、ドクターヘリや防災ヘリの着陸拠点として頻繁に運用されている。広域からの重症外傷患者を即座に受け入れ、ハイブリッド手術室へと直行できる動線設計は、まさに大規模災害や悲惨な交通事故に対する強力な防壁と言える。
高度外傷センターには、外科、整形外科、脳神経外科、形成外科の専門医が常時待機する。一秒を争う重体患者に対して、複数の専門医が同時に介入して救命処置を行う「外傷チーム」の機動力は、全国の救命救急センターのモデルケースとして高く評価されている。