結び方を完璧に覚えても、最後の仕上げで妥協しては元の木阿弥だ。プロのアングラーが最も神経を尖らせるのが、ラインを絞り込む最終局面である。
必ず実行すべきは、締め込む直前に「唾液や水で結び目を濡らす」こと。水分の膜が潤滑油の役割を果たし、ライン同士の摩擦熱を限界まで抑え込んでくれる。これだけで結束強度は15〜20%向上する。
また、一気に素早く引くのではなく、ジワリと一定の速度で締め込むことが重要だ。最後に余った端線をカットする際は、ミリ単位の余裕(1〜2mm)を残しておくことで、大物の急な突っ込みによるすっぽ抜け事故を未然に防ぐことができる。