大手グルメサイトの評点や派手な看板に隠れがちですが、地元住民や近隣勤務者が足繁く通う「本物の穴場」には共通の理由があります。編集部が現地で行った聞き取り調査から、利用者のリアルな声を紹介します。
南口の裏路地にある海鮮居酒屋が昼限定で出す海鮮丼について、近隣の金融機関に勤める30代男性は次のように語ります。
「大通り沿いのチェーン店に入るなら、少し歩いて裏通りの個人店に行くのが鉄則です。1,000円札1枚で、毎朝豊洲から引いている分厚いマグロや白身が丼から溢れんばかりに乗ってくる。このクオリティを銀座や日本橋で食べたら間違いなく倍の値段が取られます」
また、北口の住宅街にひっそりと佇む手打ち蕎麦の名店に通う50代女性は、こう証言します。
「錦糸町は騒がしい街だと思われがちですが、北斎通りの北側に入ると非常に品のある和食店やカフェがあります。出汁の香りがしっかり効いた蕎麦御膳をいただきながら、静かに一人で過ごす時間は何物にも代えがたいですね」
ネット上の情報だけでは見えてこない「地元民に愛され続ける理由」は、丁寧な仕込み、妥協のない食材調達、そして下町ならではの気前の良いサービス精神に裏打ちされています。