静まり返ったSNSのタイムラインに、突如として激震が走った。公式YouTubeチャンネルでゲリラ公開された30秒の特報映像。そこに映し出されたのは、お馴染みの万事屋の縁側だ。しかし、次の瞬間に響き渡ったのは、坂田銀時のだらしない声ではない。
「全集中、常中――」
耳を疑うようなセリフとともに、画面は一気に大正レトロな色彩へと切り替わる。竈門炭治郎の凛とした横顔が映し出されたかと思えば、カメラが引くにつれて、なぜか木刀を持った銀髪の侍がその隣で鼻をほじっている姿が露わになる。このシュールすぎる対比に、深夜のネット空間は一時サーバーがダウンするほどの騒ぎとなった。
声優陣の演技も健在だ。杉田智和氏の絶妙な脱力感と、花江夏樹氏の真っ直ぐな熱演が交錯する数秒間。それだけで、ファンは「何かが始まる」と確信するのに十分だった。