熱中症対策や運動時の定番であるスポーツドリンクも、日常的なデスクワーク時の水分補給としては過剰な糖質を含んでいます。スポーツドリンク糖質比較を行うと、主要製品(500ml)の糖質量は以下のようになります。
- ポカリスエット(500ml):炭水化物 31.0g(角砂糖 約7.7個分)
- アクエリアス(500ml):炭水化物 23.5g(角砂糖 約5.9個分)
- 経口補水液 OS-1(500ml):炭水化物 12.5g(角砂糖 約3.1個分)
激しい発汗を伴うスポーツ時や高熱・下痢による脱水時には、水分と電解質の迅速な吸収を助けるために糖分(アイソトニック・ハイポトニック設計)が必要です。しかし、運動をしていない平時に清涼飲料水代わりにがぶ飲みすると、深刻な急性代謝異常を招く引き金となります。
これが、医療現場で警鐘が鳴らされるペットボトル症候群原因(清涼飲料水ケトーシス)です。大量の糖分を含む清涼飲料水を継続してがぶ飲みすることで、急激な著明高血糖に陥ります。高血糖になると浸透圧利尿によって激しい口渇感が生じますが、その渇きを癒やすために再び冷たい清涼飲料水を飲んでしまうという破滅的なループが発生します。最終的にはインスリン作用の著しい不足から脂肪が分解されてケトン体が体内に蓄積し、意識障害や昏睡、重篤なアシドーシスに発展する危険を孕んでいます。