櫻井翔にとって、小川彩佳との時間はキャスターとしてのアイデンティティを深める上で極めて重要な時期だったと言える。アイドルがニュースを読むことへの世間の冷ややかな目に対し、櫻井は常に葛藤していた。その傍らに、本物のジャーナリズムの世界で生きる小川がいたことは、彼にどれほどの刺激を与えただろうか。
事実、この時期を境に櫻井の取材スタイルや発言には、より深い洞察と覚悟が見られるようになった。単に原稿を読むタレントではなく、一人の表現者としてニュースに向き合う姿勢。それは、報道の第一線で戦う彼女の背中を見ていたからこそ培われたものかもしれない。