滋賀県の高校受験において、保護者や受験生が最も注視しているのが「膳所・彦根東の2強体制」からの地殻変動です。かつて滋賀県の公立高校は、南部を膳所、北部・東部を彦根東が牽引する構図が盤石でした。しかし現在、通学路線沿いの人口集中と学校改革によってボーダーラインに顕著な変化が生じています。
膳所高校:理数科・普通科の合格ラインと圧倒的な学力要求水準
県下最難関の膳所高校は、京都大学現役合格者数で全国公立トップクラスを維持しており、学力上位層の志望動機は極めて強固です。膳所高校合格ラインは一般選抜で本番得点410点以上(500点満点換算)、内申点125点以上が事実上の安全圏とされます。特に理数科では、数学・理科の高度な思考力を問う問題への対応力が必須であり、特色選抜での合格者は県内最高レベルの記述力を備えた層に限定されています。
彦根東高校:文武両道の評判と湖北・湖東エリアの人口動向
彦根城の内堀内に校舎を構える彦根東高校は、高い教養主義と部活動の強さを両立する名門として知られています。彦根東高校評判は今なお高く、東大・京大・名大への合格者をコンスタントに輩出しています。一方で、湖北・湖東地域の少子化傾向により、一般入試の実質倍率が以前より落ち着く年度が見られるようになりました。かつての高倍率一辺倒から、学力層の二極化が進んでおり、上位層のレベルを維持しつつも合格ボーダーライン自体はやや入りやすくなったと分析されています。
守山高校と石山高校:湖南エリアでの熾烈な倍率競争
膳所を追う2番手グループとして急成長を遂げたのが守山高校です。県立中高一貫校としての実績が定着した守山高校進学実績は、国公立大学現役合格率において彦根東に匹敵する勢いを見せています。高校からの入学枠(外進生)の定員が絞られていることもあり、一般入試倍率は高止まりを続けています。
また、自由な校風と部活動・行事の活発さで中学生からの絶大な支持を集める石山高校ボーダーラインも上昇傾向にあります。膳所高校からの志望校変更先(安全志向)としても選ばれるため、一般選抜の本番得点は370〜390点台の高得点勝負が常態化しています。