BTSに限らず、K-POPアイドル全般に言えることだが、ファンとの関係性のつくり方は日本のアイドル文化とも西洋のポップスターとも異なる独自のスタイルを持っている。ファンサービスという言葉がある。サイン会、ファンミーティング、VLIVE(現Weverse Live)での生配信など、アイドルが直接ファンと交流する機会が非常に多い。
ジョングクはその中でも特に、ファンへの率直な感謝表現で知られてきた。サイン会でのひとことや、ライブ配信中の何気ない一言。そうした場面が切り取られ、拡散され、語り継がれる。「紫のおばさん」にまつわるエピソードが広まったのも、こうしたBTSの文化的背景があってこそだ。
彼がある配信の中で「ARMYがいてくれるから頑張れる」と語った言葉は、年齢も国籍も関係なくファン全員に向けたものとして受け取られた。おばさんと呼ばれる年配のファンたちも、その言葉を自分ごととして感じた。それだけジョングクの言葉には普遍性がある。