「うちの子にはまだ難しいかも……」そんな不安は一瞬で吹き飛ぶ。ハサミやカッターを一切使わず、幼児でもわずか3分足らずで完成させられる魔法のような折り方が存在する。準備するのは、15センチ四方の赤い折り紙と黒のペン、たったこれだけだ。
まず、紙を三角に折り、さらに半分にして折り目をつける。頂点を開くようにして斜めに折り下げるだけで、あっという間に甲虫独特のフォルムが浮かび上がってくる。角を少しだけ後ろに折り込むプロのひと手間を加えることで、角張ったシルエットが丸みを帯び、本物さながらの愛らしさに大変身するのだ。
仕上げの模様描きこそ、最大のハイライトだ。黒いペンで頭部を塗りつぶし、背中に丸い水玉模様を描き込んでいく。水玉の大きさや配置に正解はない。歪んだ丸も、少しズレた点も、すべてが世界にひとつだけの個性に変わる。