子どもの身体発育を客観的に評価する際、最大の基準となるのが文部科学省の学校保健統計調査および厚生労働省の乳幼児身体発育調査です。5歳児は月齢による発育差がまだ顕著に残るため、5歳0か月と小学校就学を控えた5歳後半では数値に4〜5cm前後の開きが生じます。
公的データによると、5歳男の子平均身長は5歳0か月時点で106.7cm、5歳6か月を過ぎると110.3cmに到達します。一方、5歳女の子平均身長は5歳0か月時点で105.8cm、5歳6か月時点で109.4cmと、男児に比べて約1cm弱低い推移を示します。また、5歳平均体重は男女ともに18kg台前半から後半で推移し、筋肉量や活動量の増加に伴って引き締まった体格へと変化していきます。
日本小児内分泌学会の統計枠組みでは、同年齢・同性別の集団における標準偏差を用いた評価が標準です。母子健康手帳に記載されている幼児成長曲線の帯の中にプロットした際、中央値(50パーセンタイル)から離れていたとしても、曲線と平行に右肩上がりを描いていれば生理的な範囲内と判断されるケースが大半を占めます。