有楽町駅日比谷口のランドマークとして、2012年のオープン以来およそ11年間にわたり東京の街を彩り続けた「6th by ORIENTAL HOTEL」。同店が2026年10月22日をもって営業を終了した背景には、一部で囁かれた経営不振などの噂とは真逆の、都市再生プロジェクトに伴う不可避な建替えが存在します。
三菱地所株式会社が主導する大手町・丸の内・有楽町エリアの再構築プロジェクトにおいて、築57年を迎えた「有楽町ビル」および隣接する「新有楽町ビル」の老朽化に伴う閉館・解体が決定。運営母体である株式会社プラン・ドゥ・シー(Plan・Do・See)は、契約満了のタイミングに合わせて有楽町での営業にピリオドを打つ決断を下しました。
営業最終週には、日本最古の西洋式ホテル「神戸オリエンタルホテル」のホスピタリティ精神を体現した異国情緒あふれる空間と味に別れを告げようと、連日数百人規模のファンが殺到。当時の様子について、長年フロアに立ち続けたサービススタッフは公式発信の回顧録やメディア取材の中で「有楽町の街に深く根付いた空間だったからこそ、最後の1週間は名残を惜しむお客様の温かい熱気に包まれ、スタッフ一同感極まる日々だった」と語っています。惜しまれながらのクローズは、単なる一飲食店の退去ではなく、街の歴史の大きな転換点となりました。