松井珠理奈さんの歩みを語る上で避けて通れないのが、2018年の『AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙』と、その後に続いた長期休養、そしてグループからの卒業劇です。
地元・ナゴヤドームで開催された第10回世界選抜総選挙で見事に悲願の第1位を獲得したものの、その直後に深刻な体調不良に見舞われ、活動休止を余儀なくされました。当時、小学生でデビューして以来、SKE48とAKB48の双方を牽引し続けてきた彼女の双肩には、常人では計り知れない重圧がのしかかっていました。
過密なスケジュールに加え、「絶対に地元で1位を獲らなければならない」という極限のプレッシャーが自律神経や体調を大きく崩す要因となりました。その後、復帰を果たしたものの、2026年にグループ卒業を発表。2026年4月に卒業コンサートを完遂しました。
卒業を決意した理由について、彼女は「後輩たちの成長を肌で感じ、自分が次の世代へバトンを渡す時期が来たと確信したから」と語っています。13年間にわたり青春のすべてを捧げたグループに対し、エースとしての責任を果たしきった上での前向きな幕引きでした。