給食のおばちゃんが担う学校給食調理員の仕事内容は、想像以上に過酷なタイムアタックの連続です。朝8時前後の出勤直後から、納品された膨大な食材の検収、異物混入チェック、徹底的な泥落としや皮むきといった下処理が始まります。
仕込みが終わると、数百人から1,000人規模の給食を大釜で一気に仕上げる加熱調理に突入します。重さ数十キロの回転釜をかき混ぜる作業は全身運動そのもので、腰痛や腱鞘炎に悩まされるスタッフも珍しくありません。さらに、配膳時間に1分でも遅れることは許されないため、厨房内は常に戦場のような緊張感が漂います。
児童・生徒が給食を食べている間も休憩ではなく、使用した調理器具の洗浄やアレルギー対応食の確認、午後の食器・食缶の回収と殺菌消毒など、業務は分刻みで進行します。徹底した衛生管理マニュアルに従い、手洗いや温度記録を寸分の狂いもなくこなす几帳面さが求められる職場です。