物語の軸となるのは、27歳の高校教師・小野寺マチ(演:井桁弘恵)が抱える、高校時代のほろ苦い初恋の記憶です。母校で教鞭を執りながらも恋愛に臆病になっていたマチのクラスに、ある日一人の転校生がやってきます。その生徒こそ、マチの初恋相手である千葉悠一の弟、千葉悠人(演:山下幸輝)でした。
高校時代の悠一とうり二つの容姿を持ちながら、人懐っこくストレートに好意をぶつけてくる悠人。そして時を同じくして、エリート商社マンとなって大人の色気と翳りを纏った初恋の相手、兄の千葉悠一(演:犬飼貴丈)とも偶然の再会を果たします。「かつて届かなかった初恋の理想像」と「今、目の前で全力で求めてくる現実の引力」。禁断のトライアングルは急速に加速していきました。
脇を固めるキャスト陣の存在感も作品のリアリティを支えています。マチの同僚教師であり良き理解者である坂下みどり(演:樋口日奈)や、悠人の同級生として複雑な人間模様に絡む鈴木浩介(演:西村拓哉)、吉岡エリカ(演:星乃夢奈)らが、単なる恋愛ドラマにとどまらない学園内の緊迫感や若者特有の焦燥感を見事に表現しました。