テスラ株のボラティリティを語る上で、最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスクの動向を無視することはできない。彼が自身のアカウントであるX (旧Twitter) で発信するたった一言や、絵文字ひとつの投稿が、マーケットの板情報を一瞬で塗り替えてしまうからだ。
株式投資の世界において、経営者の個人的な発言がここまでダイレクトに株価へ反映される例は極めて稀だ。掲示板では、彼の一挙手一投足を監視する「イーロンウォッチ」が日常茶飯事となっており、X (旧Twitter) での投稿時刻と株価チャートの分足の重なりを検証する投稿が後を絶たない。政治的発言や他事業への注力に対する不満の声が上がると同時に、「彼以上のカリスマはいない」と全幅の信頼を寄せるファンベースの熱量が、株価の下値を支える独特のクッションとして機能している。