最寄りとなるJR埼京線「戸田公園駅」は、夕方前になると改札を出るだけで一苦労となる。約45万人規模の観客が動くこの夜、移動の戦略なしに快適な体験はあり得ない。会場へ向かう際は、あえて一つ手前の戸田駅や浮間舟渡駅から徒歩でアクセスするルートが、混雑を避ける定番の裏ワザとして機能している。
本当の勝負はフィナーレの後に訪れる。一斉に駅へ向かう帰宅ラッシュは強烈だ。地元警備員の手慣れた誘導があるとはいえ、駅前への入場規制は避けられない。賢い観客はフィナーレの余韻をシートでゆっくり味わい、規制退場の指示に従いながら1時間ほど時間をずらして歩き出している。近隣の臨時駐輪場を利用したシェアサイクル移動も、今年は目立って増えていた。