幹線道路沿いやバイパス沿いの大型店舗において、現在最も先鋭化しているのが「車中泊」と「大型トラック駐車枠」をめぐる摩擦です。全国のコンビニエンスストア店頭では、コンビニ駐車場 車中泊 禁止を明記するピクトグラムや看板の設置がここ数年で倍増しました。
長距離ドライブや車中泊ブームの拡大に伴い、コンビニを「24時間トイレと食事が手に入る無料の宿泊スポット」と誤認する一般ドライバーが増加したことが発端です。一晩中エンジンをかけっぱなしにするアイドリング騒音、車内に溜まった家庭ゴミや吸い殻の散乱、トイレの占有や手洗い場での洗髪・洗濯といった迷惑行為が常態化し、周辺住民からの苦情や店舗スタッフの業務圧迫が限界に達した結果、多くの店舗が車中泊の全面禁止に踏み切りました。
さらに深刻なのが、物流インフラを支えるコンビニ駐車場 大型トラックスペースの現状です。物流業界における運転時間の厳格化に伴い、トラックドライバーには連続運転4時間ごとの30分休憩が法律で義務付けられています。しかし、東京湾岸の晴海・豊海エリアや大阪港周辺の此花エリアなど、物流拠点に近い店舗の大型車専用レーンに乗用車が無断で駐車し、大型車が進入できない事態が日常化しています。
現場取材において、40代の長距離大型ドライバーは次のように窮状を明かしています。
「デジタルタコグラフで運行時間が管理されているため、決められた時間内に休憩を取らなければ会社も自分も違反処分を受ける。だが、やっと見つけたコンビニの大型車枠に乗用車がぽつんと2台斜めに停まっていて入れず、路肩にも停められずに泣く泣く通り過ぎることが毎週のようにある。大型枠は単なる広い駐車スペースではなく、物流を止めるかどうかの死活問題だということを知ってほしい」
大型枠に一般乗用車を停める行為は、道路交通法上の違反ではなくとも、店舗の施設管理権に対する侵害であり、営業妨害や他の利用者への重大な迷惑行為となります。店舗側も誘導ポールの設置やスタッフによる直接の移動要請など、監視を強めています。