新生児が泣く主な理由は、「空腹」「眠気」「排泄や温度による不快」「身体の痛みや不快感」の4つに大別されます。それぞれの泣き声には特有のサインが現れます。
まず、新生児がお腹が空いた時の泣き声は、吸啜反射(母乳やミルクを吸おうとする反射)が伴うため、「ネェ(Neh)」という舌を上顎に擦り付けるような音から始まる傾向があります。最初はリズミカルに一定の間隔で泣き始め、放置すると徐々に激しく息を吸い込むような泣き方に変化します。口元に指を近づけると吸い付く仕草を見せたり、首を左右に振って乳首を探す「ルーティング反射」が見られるのも特徴です。
一方、新生児が眠い時の泣き声は、「オゥ(Owh)」や「アウ」といったあくびを噛み殺すような、こもった低いトーンでぐずぐずと始まります。目をこする、顔を衣服に擦り付ける、視線が定まらないといった動作を伴い、抱っこをしても機嫌が直らず、泣き声のボリュームが波のように上下します。
オムツの汚れや室温の不快感による泣き声は、「ヘッ(Heh)」といった短く切れ切れな声で、手足をバタバタと苛立たしげに動かすのが特徴です。皮膚感覚の不快を訴えているため、肌着のタグが当たっていないか、背中に汗をかいていないかを確認する必要があります。