声優の音楽活動が一般化した現代において、宮野真守はそのパイオニア的存在です。特に『うたの☆プリンスさまっ♪』の一ノ瀬トキヤ役として歌唱したキャラクターソングの数々は、声優ソングのクオリティ基準を大きく引き上げました。
劇中歌やキャラソンを歌う際、彼が徹底しているのは「宮野真守個人の歌唱癖を排し、一ノ瀬トキヤという人格が発声している息遣い」を完全にトレースすることです。高い歌唱技術を持ちながらも、それをキャラクターの感情表現のためのツールとして徹頭徹尾使いこなす姿勢が、ファンから絶大な信頼を得る基盤となっています。
ソロアーティストとしての武道館公演やアリーナツアー成功の背景には、キャラクターソングを通じて培われた「物語を歌に乗せて届ける力」が息づいています。