私たちはこれからも、彼女の「現在」を追い求めるかもしれない。しかし、それは彼女のプライベートを暴きたいという野次馬根性からではなく、あの時代の熱狂と、彼女が放っていた唯一無二のオーラをもう一度感じたいという、ノスタルジーに似た憧憬なのだろう。見えないからこそ美しい、知ることができないからこそ尊い。
西田佐知子という稀代の歌姫は、自らの引き際を完璧にコントロールし、伝説を完成させた。彼女の現在の画像が世に出回ることは、おそらく今後もないだろう。だが、それでいいのだ。私たちの心の中にある彼女は、あの頃と変わらず、少しアンニュイな表情で、今も静かに歌い続けているのだから。 (出典: 西田 佐知子 現在 画像(Yahoo!ニュース))