現在、東京大学全体で精力的に推進されているのが東大デジタルアーカイブズ構築プロジェクトだ。学内に眠る膨大な貴重書、古文書、歴史資料を最先端の画像処理技術で高精細デジタル化し、世界中どこからでもパブリックアクセスできるようにする革新的な取り組みである。
駒場図書館が所蔵する貴重なコレクションも順次デジタル化が進められており、超高解像度の画像で細部まで拡大鑑賞できるようになった。地理的な制約や物理的な劣化のリスクを克服し、世界中の研究者がいつでも参照できる環境が整備されつつある。物理空間としての図書館と、オープンサイエンスを牽引するデジタルアーキテクチャの融合。これこそが、知の最前線を走る同館の現在地だ。