コマさんというキャラクターが単なるゲームの1ユニットを超えて社会現象となった背景には、アニメ版の圧倒的な存在感がある。声優の遠藤綾が吹き込んだ独特の岡山弁と、純朴で心優しい演技は、瞬く間に老若男女の心を掴んだ。
株式会社テレビ東京系列で放映されたアニメ版では、コマさんとししこまのギャップがユーモラスかつ叙情的に描かれた。「コマさん〜はじめてのタワー編〜」などのミニコーナーで見せる世間知らずな一面に対し、バトルシーンや進化形態が放つ頼もしさは、キャラクターの多面的な魅力を引き立てる原動力となった。
遠藤綾の卓越した声の表現力は、言葉の端々に温かみと哀愁を宿らせた。その声に魅了された視聴者がゲームを購入し、実際に育成して進化の瞬間を見届けるという一大ムーブメントが全国各地で巻き起こったのである。