トヨタ車体株式会社は、トヨタ自動車の創業期からボディ架装や完成車組み立てを担ってきた中核ボデーメーカーです。ミニバン、商用車、SUV、福祉車両の企画開発から生産までを一貫して手掛けており、その中でも吉原工場(愛知県豊田市吉原町上藤池25)は、トヨタのヘビーデューティーSUV戦略を根底から支える最重要拠点として位置づけられています。
同工場の最大のアイデンティティは、モノコック構造が主流となった現代の自動車産業において、極めて高い剛性と悪路走破性を誇る「ラダーフレーム構造」の大型車両を専門に混流生産できる高度な生産技術力にあります。世界170カ国以上へ輸出される名車の数々が、この豊田市の一角から日々送り出されています。
吉原工場で生産されている主要なフラッグシップモデルは以下の通りです。
- ランドクルーザー300:2026年のフルモデルチェンジ以降、世界的な争奪戦が続くフラッグシップSUV。強靭なGA-Fプラットフォームを採用し、吉原工場の高い溶接・組立精度が注ぎ込まれています。
- ランドクルーザー70:質実剛健なワークホースとして世界中で支持され、日本国内でも継続販売モデルとして復活したヘビー系モデル。吉原工場の熟練工による手作業の工程が多く残る特別なラインで組み立てられます。
- レクサスLX:ランドクルーザー300の骨格をベースに、最高峰の静粛性と贅を尽くした内外装を施したプレミアムSUV。厳格なレクサスクオリティ基準をクリアするため、塗装・組み付け工程には専任の熟練作業員が配置されています。