公私ともにパートナーであったpeco(オクヒラテツコ)さんとの関係性は、常に時代の注目を集めていた。二人が紡ぎ出す空気感は多くの若者の憧れであり、結婚、そして長男の誕生を経て、その絆は揺るぎないものに見えた。
転機となったのは、婚姻関係を解消し「人生のパートナー」として新しい家族の形態を選択したことだった。夫であることへのプレッシャーと、自身のセクシャリティや生き方の間で引き裂かれそうになっていたryuchellさんを、pecoさんは受け止め、支え続けた。旧来の家族像にとらわれないその決断に対しては、共感の声が寄せられた一方で、心ない批判や偏見の刃が容赦なく向けられることにもなった。家族を守りながら自分らしく生きることの難しさを、二人は誰よりも痛感していたに違いない。