2026年9月現在、KANEAは次のフェーズに入っている。1000人を超える学習者基盤を持ち、事業は黒字化を達成した。
今後の戦略は三つの柱から成る。第一に、コンテンツの多様化だ。生成AI、ブロックチェーン、サイバーセキュリティなど、新興技術分野のコース拡充が予定されている。
第二に、学習成果の可視化だ。企業が求めるスキルとKANEAのカリキュラムを直接連動させ、学習者のキャリア成果を追跡するシステムを構築中だ。就職支援やフリーランスマッチングサービスの統合も視野に入れている。
第三に、地理的拡大だ。東アフリカ、西アフリカへの本格展開が2027年に計画されている。各地域での現地パートナー選定が進行中だ。
AI時代における教育の意味
皮肉なことに、AIを教えるKANEA自身も、AI技術の進化による破壊的変化に直面している。ChatGPTやClaude、その他の生成AIツールが普及する中、「AI教育」の定義自体が変わりつつある。
KANEAの対応は明確だ。AIツールの使い方ではなく、AIツールを使って価値を生み出す方法を教える。技術そのものではなく、問題解決能力、批判的思考、創造性の育成に焦点を移している。