たまごっち星の最高権力者であるごっち大王は、首都機能を持つ「ごっち城」を居城とする絶対君主です。しかし、政治的な専制君主というよりは、星の住人全員の幸せを見守る象徴的な父親のような存在として描かれています。公式設定資料によると、その性格は極めて温厚でおおらか、時に少し天然でドジな一面を覗かせるなど、親しみやすさの塊のようなキャラクター造形がなされています。
ファンの間で最も議論を呼ぶのがごっち大王の大きさです。主人公である「まめっち」や「くちぱっち」の平均身長が数十センチメートル程度であるのに対し、ごっち大王の全高はビル数階分に相当する数十メートル規模に達します。たまごっち星の歴史において、なぜ彼の一族だけがここまで巨大なのかという疑問に対し、公式設定では「たまごっち星の広大なエネルギーを一身に受け止めて国民を守るため」という神話的背景と、「王室の威厳を保ちつつ、遠くからでも国民を見守れるように」という慈愛の理由が併記されています。
そして最大の関心事である「王冠の下に隠された秘密」ですが、これは歴代のアニメシリーズやギャグ漫画版で幾度となくネタにされてきました。ネット上では「王冠自体が本体で、体は巨大なロボットなのではないか」という奇抜な都市伝説すら囁かれましたが、公式の描写で明かされた真実は実にユニークです。王冠を取り外すと、そこには見事なまでにツルツルの頭頂部、あるいは王冠の形に綺麗に凹んだユーモラスな頭の形が現れます。威厳を保つための必須アイテムである王冠を失うと、大王自身が途端に気恥ずかしそうに狼狽する姿は、ファンの間で語り草となっている屈指の名シーンです。