社会心理学の専門家は、この現象を「完璧すぎるSNS社会への反動」と分析する。AIによって生成された美しく整った画像や、計算され尽くしたインフルエンサーの投稿に食傷気味になった若者たちが、あえて「意味のないもの」「バカバカしいもの」に価値を見出しているというのだ。
「かっこいい」や「可愛い」の基準が飽和した結果、現在のトレンドセッターたちは「どれだけ突飛で、ツッコミどころがあるか」を競い合っている。髪の毛に芋けんぴがついているという、かつてのベタなギャグは、彼らにとって最も手軽で破壊力のあるセルフプロデュースなのだ。