新菜氏自身も二人の娘を持つ母親となった。自分が親という立場に立った時、改めて自分の母がしてきたことの難しさと偉大さを実感したという。
現代社会には、子供が喜ぶジャンクフードや冷たいお菓子があふれている。そうした環境の中で、子供たちの健康を守るために強い信念を持ち続けることは容易ではない。母はかつて、新菜氏や兄妹に対して決して押し付けがましくなく、自然な形で「温かいものを食べる習慣」を根付かせた。
現在、新菜氏の家庭でも、子供たちが体調を崩しそうになると母直伝の「葛湯」や「生姜スープ」が登場する。母から娘へ、そして孫へと、三代にわたって「冷やさない暮らし」のバトンは確実に手渡されている。