山根千佳が「相撲女子(スモジョ)」の先駆者として一躍注目を集めてから年月が経ったが、現在の彼女を単なるブームの火付け役と呼ぶ者は誰もいない。かつて女性ファンがまだ珍しかった時代から国技館へと足を運び、土俵の熱気を自らの言葉で発信し続けてきた姿勢は、角界関係者からも厚い信頼を獲得するに至った。
とりわけ近年のメディア出演においては、単に「相撲が好き」というレベルを超えたプロフェッショナルな視点が光る。決まり手の詳細な分析や各力士の立ち合いの癖、怪我からの復帰プロセスに至るまで、専門紙の記者顔負けの着眼点を見せる。2026年の現在、彼女はバラエティ番組のゲストにとどまらず、スポーツ報道番組での解説役や大型特別番組のMCなど、重責を担う機会を急速に増やしている。