植草一秀氏のキャリアを振り返ると、日本のマクロ経済学界において極めて輝かしい実績を残してきたことが分かります。東京大学経済学部を卒業後、野村総合研究所(NRI)に入社。大蔵省財政金融研究所(現・財務総合政策研究所)研究官や京都大学経済研究所助教授などを歴任し、官民学の第一線で実証的な政策分析に携わってきました。
野村総合研究所の上席エコノミスト時代には、日経・景気予測大賞を受賞するなど、精緻なデータ分析と的確な経済予測で市場から絶大な信頼を獲得。その後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授に着任し、テレビの報道番組や討論番組でも歯切れの良い解説を行うトップクラスの経済学者として国民的な知名度を誇っていました。