ポロシャツを語る上で避けて通れないのが、生地編み立てと縫製技術の差です。両ブランドはそれぞれ異なるアプローチで高品質を追求しています。
ラコステの象徴である「L.12.12」は、高級スーピマコットンを用いたプチピケ(鹿の子編み)を採用しています。単一の高級糸で編み上げられた生地は、適度なハリとコシを持ちながらも通気性に優れ、着込むほどに体に馴染むエイジングを楽しめるのが特徴です。襟のリブ編みは数十回の洗濯にも耐えうる堅牢さを誇り、「10年着られるポロシャツ」としてヴィンテージ市場でも高値で取引されます。
一方、クロコダイルのポロシャツは家庭用洗濯機での扱いやすさとイージーケア性に特化しています。綿とポリエステルを高比率で混紡したハイブリッド素材が多く、シワになりにくく吸汗速乾性に優れています。また、日本のミドル・シニア体型を研究し尽くしたゆったりめのボックスシルエットと、胸ポケットを標準装備した実用的な設計は、日常着として抜群の着心地と利便性を提供しています。