タイムラインを開けば、誰もが一度はその姿を目にしているはずだ。ショート動画プラットフォームのTikTokでは、リップを唇に滑らせる数秒間の映像が何百万回と再生され、Instagramのフィードは色鮮やかなパッケージの写真で溢れかえっている。チューリップ (TULIP) リップクリームの愛称で親しまれるこのアイテムは、SNS時代の視覚的快楽と日常のケアアイテムを見事に融合させた。
美容ファンの情報交換の場である@cosmeのクチコミ掲示板でも、その投稿数は異例の伸びを見せる。「持ち歩くだけで気分が上がる」「ポーチに入っていると会話のきっかけになる」といった声が相次ぎ、今や化粧品・美容産業全体がこの現象に熱い視線を注いでいる。