大和高田駅の改札を出て、ペデストリアンデッキを渡る。雨の日でも傘をささずにアクセスできる動線は、通勤・通学帰りの人々にとって圧倒的な強みだ。しかし、ここを訪れる人々が求めているのは、利便性だけではない。買い物の合間にベンチで談笑する高齢者や、放課後に自習スペース感覚でフードコートを利用する高校生たちの姿が目立つ。
家でもなく、職場や学校でもない。心地よい第三の居場所である「サードプレイス」としての機能が、設計段階から緻密に組み込まれている。過度に華美ではない、しかし清潔で落ち着いた空間デザインが、人々の滞在時間を自然と延ばしているのだ。