大手メディアの報道・時事ニュースでも連日取り上げられる中、長年この街で商売を続けてきた地元商店街の店主たちからも複雑な声が漏れる。待ち合わせのアイコンが消える期間、人の流れがどう変化するのか、売上への影響を懸念する声は根強い。
だが、新しく生まれ変わる駅前広場の完成パースには、希望も描かれている。緑豊かなオープンスペースの拡充、悪天候でも快適に滞在できるキャノピー(大屋根)の設置、そして混雑を緩和する立体的な空間設計。新時代のハチ公像は、これまで以上に開放的で美しい空間の主役として迎えられる予定だ。
学生時代からハチ公前を待ち合わせ場所にしてきたという40代の会社員は言う。「携帯電話がない時代、何時間もここで友達を待った。姿が変わっても、人が誰かを待つ場所であり続けてほしい」。