警視庁が公表した情報によると、被疑者は施術中の無防備な客に対して卑劣な行為に及んでいた疑いが持たれている。シャンプー台での施術中や個室ブースでのブロー中など、客が目を閉じたり身動きが取りづらくなったりする死角を意図的に突いた巧妙な手口だった。
勤務先となった美容室は、SNSで数万人のフォロワーを抱える人気店舗。洗練された内装と「完全プライベート空間」を売りにしていたが、その閉鎖性こそが犯行を長期にわたって隠蔽する温床となっていた。捜査関係者への取材によれば、店内には死角となるスペースが複数存在し、スタッフ間の相互監視すら機能していなかったという。