第62代横綱・大乃国の現在とは?伝説の連勝阻止から親方業まで

第62代横綱・大乃国の現在とは?伝説の連勝阻止から親方業まで

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大乃国の土俵人生を語る上で欠かせないのが、昭和63年(1988年)九州場所千秋楽の一番です。当時、国民的スーパースターであった横綱・千代の富士は53連勝という驚異的な記録を樹立し、昭和の大横綱・双葉山の69連勝に迫る破竹の勢いを見せていました。

千秋楽の結びの一番、館内が千代の富士の54連勝達成を期待する異様な熱気に包まれる中、東の正横綱として立ちふさがったのが大乃国でした。立ち合いから鋭く踏み込み、千代の富士の激しい攻めをどっしりとした体躯で受け止めると、力強く前に出て怒涛の寄り倒しで勝利を収めました。

土俵下に崩れ落ちる千代の富士の姿と、勝利の瞬間に沸き起こった地鳴りのような歓声は、「昭和最後の大一番」として今も大相撲史に刻まれています。プレッシャーを跳ね返し、横綱としての意地と誇りを見せつけたこの取組は、大乃国という力士の真骨頂でした。

中島 亮太
著者

中島 亮太

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