テレビ番組の画面越しには常に屈託のない笑顔を見せていた彼女だが、その胸中には長年誰にも言えない葛藤が渦巻いていた。目立つ位置にあったほくろは、デビュー当時から関係者やファンに親しまれ、キャラクター作りの一助となってきた経緯がある。周囲から「それがいいところ」「チャームポイントだよ」と称賛されるたび、感謝しつつも自分自身の理想の姿とのギャップに苦しんでいたという。
他人がどう思うかではなく、鏡の前に立つ自分が心から納得できるかどうか。悩みに悩んだ末、彼女は自分の意志で人生の舵を切る道を選んだ。「トレードマークを失ったら仕事が減るのではないか」という周囲の懸念を跳ね除け、長年のコンプレックスを自らの手で克服した瞬間だった。